銀行員の仕事内容
銀行は、長年にわたり新卒学生の就職活動において不動の人気を維持してきた業界です。
新卒者の就職希望先人気ランキングの調査を開始して以来8年連続で首位を獲得してきた「銀行業界」でしたが、2018年に入り一気に4位にまで転落をしたというショッキングな結果となりました。
とは言え首位陥落をしたものの「銀行業」そのものの人気は今だしっかり維持されているところであり、大手メガバンクから地方銀行まで、多くの銀行が強気の求人を出し続けています。
銀行員として勤務をする場合の主な業務内容となるのは、まず出入金といった預金業務です。
他にも融資や外国の通貨・債権の売買、為替取引といったような幅広い金融業務を取扱っていくことになります。
同じ銀行業でも複数の企業が参入をしており、全国規模のメガバンクの他、大手銀行や新銀行、流通系銀行・インターネット銀行などがあります。
金融取引は年々複雑化をしてきており、証券取引や保険業務など、幅広い知識が求められるようになってきているのです。
銀行員の魅力、なり方、適性、必要なスキル
銀行員として勤務をするにあたり、特に何らかの資格や技能が必要とされていません。
毎年の新卒学生の募集要項を見ても、学部学科を問わず誰でも採用試験を受けることができるようになっています。
もちろんファイナンシャル・プランナーなど金融系資格があると業務に役立ちますが、全体的にあまり中途採用は多く行わないというのが業界での特長になっているようです。
正社員として採用をされた場合、最初に業務の流れを覚えるために窓口を担当することもありますが、基本的にはより高度な金融関連の業務を担当していくことになるでしょう。
社内規定もきちんと定められており、試験に合格することで昇給・昇進をしていくという堅実な構造をしているところが大半です。
これまでは銀行への就職といえば圧倒的に三大メガバンク(三菱UFJフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ)が人気だったのですが、近年では地方銀行も注目されるようになりました。
地方銀行は地元密着で金融業を展開しているということもあって、業務内容がかなり独特なところも多く、独自サービスを行うところも見られます。