スタイリストの仕事内容

スタイリストは、写真撮影に合わせて必要な衣装や小道具を用意するための仕事です。
主な職場としては、グラビアなどの写真撮影スタジオやテレビ番組の制作現場、映画撮影現場といったようなところが見られます。
芸能事務所専属になったり、場合によっては特定の芸能人やモデルさん専属となったりするスタイリストもいます。

ファッションが好きな人にとっては憧れの職業ですが、実際に勤務をするのはかなり難しいと言えるでしょう。
現在日本国内でスタイリストとして仕事をしている人は800~1000人程度とされており、そのうち約9割は女性です。
特に20代前半くらいの女性が目立っており、長く仕事をしていくためには独自のキャリア形成をしていかなければなりません。

撮影や人前に出る人向けのスタイリングの他に、ブティックやアパレル関連の企業で個人のスタイリングを担当するという人もいます。

人気のスタイリストが自分のホームページやブログを使って情報発信をするということも珍しくなくなっており、アメブロなどの有名ブログになるとスタイリストのページが人気の上位を独占していたりします。
これまではスタイリストというと有名人の影に隠れた裏方という印象もありましたが、インターネットで発信ができるようになったことで、自分の個性とスタイリングのテクニックを一つのブランドとしてアピールしていくという働き方もできるようになりました。

スタイリストの魅力、なり方、適性、必要なスキル

スタイリストとして勤務をするために、事前に何らかの資格が必要ということはありません。
ただし完全に実力の世界なので、いくら学校などの成績が良くても、担当する顧客の信頼を得ることができなければ仕事を続けていくことは難しいでしょう。

世界的に有名なスタイリストとして、英国のキャサリン妃専属のナターシャ・アーチャーという人物がいます。
彼女は2007年から王室に勤務し、2014年からキャサリン妃のパーソナルアシスタントとして勤務をしていましたが、そのスタイリングセンスと本人との信頼関係の強さから、今や家族の一員のように生活をともにしています。

スタイリストの働き方はさまざまですが、ナターシャのように大成功をするためにはやはりスタイリングをする本人にいかに心地よいスタイリングを提案していく能力があるか、ということにかかっていると言えるでしょう。

就職をするための一般的なルートとしては、まず大学もしくは専門学校の服飾課程を修了し、そこからファッションスタジオやアパレル関連の企画営業に就職をしてから、スタイリングも担当するようになるということが多くなっています。

ファッションの専門学校では、現役のスタイリストから指導を受けられるなど、より現場に近い実習を通してスタイリストの知識や経験を積むことができます。
東京都に専門学校が集中しているイメージがありますが、関西エリアでも大阪府にそういった専門学校があります。
バンタンデザイン研究所@大阪【ファッション専門の学校】

また、関西の中心・大阪府など、関西エリアに力を入れているスタイリスト御用達のショップなども存在し、大阪府でもスタイリストとしての活動はのびのびとできます。
関西エリアで最大級の撮影衣装レンタル専門店「マナマナWEST」

東京都や大阪府などに集まっているスタイリストが多いですが、地域に関わらず、その時々のトレンドを素早くキャッチする能力が最も重要な適性です。