公認会計士の仕事内容

法律系の難関資格と言われるものの中でも、特に合格が難しい高度な業務を担当することになるのが公認会計士です。

日本で最も合格が難しい試験と言われていたのが司法試験でしたが、新制度に移行してからは試験そのものの難易度はかなり下がったとされています。
その影響もあって、同様に難関資格とされてきた公認会計士の難易度ランクが上がる結果となり、実質的に現在の日本の資格制度において、難易度が最も高いと言っても過言ではない試験となりました。

そんな公認会計士の仕事ですが、監査と会計という2つの業務をメインに行います。
企業の会計業務は他に税理士や簿記資格者などでも行うことができますが、会社会計の監査を行うことができるのは公認会計士のみです。

ただし監査業務は現在監査法人もしくはコンサルティングファームが中心となっており、大会社の監査は四大監査法人(あずさ、新日本、トーマツ、PwCあらた)がほとんどを担当しています。
そのため、より個人で勤務を希望する公認会計士の中には、税務業務やマネジメント・コンサルティングなど、経営指導やアドバイスを中心に行っていることもよく見られるのです。

公認会計士の魅力、なり方、適性、必要なスキル

公認会計士として仕事をするためには、まずは合格率6~9%という超難関の資格試験に合格しなくてはいけません。
この試験は特に受験資格はないので誰でも受験ができますが、実際に公認会計士として登録をするためには一定期間の実務経験が必要です。

試験科目となっているのは短答式と論文式との2つで、財務会計論(簿記・財務諸表論等)や、管理会計論(原価計算など)、監査論や企業論といったようなものが含まれます。

資格取得あとの就職先ですが、こちらの会計士の転職サイトを見てみると、公認会計士としての勤務先はかなり数多く、特に若い資格者の求人が多く出されていることが分かります。

日本国内で営業している企業の約9割は中小企業と言われていますが、特に地方などでは中小企業向けの税理士・会計士事務所は数多く営業しているのです。
地元企業をサポートする仕事をしたいという人や、より企業活動を盛り上げる仕事をしたいという人にはそうしたところを選択すると良いでしょう。